米作りの歴史

安土桃山時代
初代・元広さん永禄四年(1561)から
稲作を初めてから460年以上

南陽市のこの地を守り、食べていただく人の為
お米を作り続けてきました。

初代・元広さんから数える事、20代 茂巨から本格的に規模拡大が始まり
21代 信彦が1991年、米の販売を始めました

日本人が毎日食べる米
簡単に売れると思っていました

東京には沢山の人がいるんだから
一件一件ピンポンして回れば買ってもらえると思っていました
「山形から米を売りに営業してます」と訪ねると、結構ですの連発でした
駅前で、ティシュを配るように2合の米を配ったこともありました

その米さえも受け取ってくれませんでした

そんな時でした、近くの区民センターの職員の方から声をかけられました
一生懸命作った米をそんなもったいないと言って、区民センターに案内されました

センターには色々なカルチャークラブがあり、そこに来てる奥様方に説明して
お米をプレゼントしたらどうですかという事でした

みなさん喜んで受け取ってくれました

その時同封したアンケート葉書が予想以上に帰ってきました
食べてる産地・品種・価格・応援のコメントはうれしかった

 

我が社の田んぼには生きた化石と呼ばれる「カブトエビ」が住んでいます

カブトエビはきれいな水辺に住み、田んぼの雑草などを食べてくれるので
米作りをしている人たちから大切にされています

おいしいお米を作るには土や水といった環境作りもこだわっています

 

あきたこまち・コシヒカリが多く、新潟魚沼コシヒカリは有名でした
魚沼コシヒカリを超える米を作りたいという思いもそのころからだったと思います

山形県は1993年、新品種「はえぬき」「どまんなか」を発表しましたが
コシヒカリを超えるのは難しいと思い新しい品種を探している時に出会ったのが…

「ミルキークイーン」「夢ごこち」でした

株式会社 黒澤ファーム

代表取締役 黒澤 信彦(21代目)

受賞経歴

  • 2000年 おいしい米づくり日本一大会  最優秀賞 夢ごこち
  • 2009年 米・食味分析鑑定コンクール 6年連続受賞 夢ごこち
  • 2016年 お米日本一コンテストinしずおか 金賞 つや姫
  • 2017年 米・食味分析鑑定コンクール 特別賞受賞 ミルキークイーン
  • 2021年 山形おいしさ際立つ!米プロジェクト本部長賞 つや姫
  • 米のコンクール受賞でたくさんの方との出会いがあり、現在の黒澤ファームがあります

新しい取り組み

黒澤 拓真(22代目)

2017年 22代 拓真の就農(穀物検査員・GAP認証担当)
JGAP アドバンス(現ASIA GAP)白米認証取得 全国初

国産農産物の輸出拡大や食品の安全への関心の高まりを背景に取り組みが少しずつ進んでいますが、取得した農場は全国で0.3%にとどまっています。

日本GAP協会の審査は、従業員の労務管理や農薬・肥料の管理方法、異物を除去する精米方法など約170項目に達しました。